不規則系の物理

コヒーレント・ポテンシャル近似とその周辺

米沢 富美子

2015年10月28日

岩波書店

5,060円(税込)

科学・技術

結晶のような周期性をもたない凝縮系を、不規則系とよぶ。周期性欠如の故に困難とされた不規則系の理論構築。その困難を乗り越えて提案されたコヒーレント・ポテンシャル近似(CPA)は、無比の完成度の高さと普遍性の広がりで、不規則系研究の金字塔とされる。さまざまなアプローチから到達したCPAは「発見され、再発見され、再々発見され続けた理論」だ。そのCPAの徹底解説が本書の目的である。

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