子どもたちのアフリカ

〈忘れられた大陸〉に希望の架け橋を

石弘之

2005年4月30日

岩波書店

1,870円(税込)

人文・思想・社会

親をエイズで亡くした子どもは1100万人。少年兵は13ヵ国で10万人。毎年20万人もの子どもが「奴隷」として売買されている。女の子の場合、一般に男より社会的地位が低く性的虐待などが、さらに加わってくる…。次の世代を担うアフリカの子どもたちの未来はどうなっていくのだろうか。きびしい状況のなかでも、よりよい未来をめざして新たな模索を始めている人たちは、何をしようとしているのだろうか。日本にいる私たちは、何をしてはいけなくて、何をしたらいいのだろうか。二十数年間にわたって、ジャーナリスト、国連職員、そして外交官としてアフリカにかかわってきた著者が、アフリカの今、そして未来を、数多くのデータとともに、子どもたちを通して描く。著者の暖かい眼差しが感じられる渾身のルポ。各国の紹介、関連URLなど、資料も充実。

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