法の番人として生きる

大森政輔 元内閣法制局長官回顧録

牧原 出

2018年2月23日

岩波書店

3,080円(税込)

人文・思想・社会

裁判官から法務省民事局を経て、内閣法制局に転じ、橋本・小渕内閣時代に長官をつとめた大森政輔氏がこれまでの歩みをふり返る。内閣法制局の組織・日々の仕事はどのようなものか。また、裁判官時代に直面した青法協問題や昭和から平成への改元、阪神・淡路大震災の際の対応、湾岸戦争時に争点となった自衛隊の海外派遣をめぐる憲法9条解釈確立の舞台裏などが語られ、興味尽きない。平成をふり返り、次の時代を考える上で必読の証言記録。

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