戦後日本と国家神道

天皇崇敬をめぐる宗教と政治

島薗 進

2021年11月29日

岩波書店

3,850円(税込)

人文・思想・社会

「国家神道」とは何か。敗戦時に解体されたはずが、大きく縮減されつつも戦後も存続し、その「復興」を目指す動きは途絶えることなく試みられてきた。本書は「神聖天皇の崇敬」という側面に注目することで、国家神道をめぐる論点を整理するとともに、戦後日本の国家の底流にある「国体護持」の観念と神道の関わりや、日本国憲法下の象徴天皇制のあり方に考察を及ぼす。二〇〇一年以来の模索を集成する論文集。

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