
モモ
岩波少年文庫 127
ミヒャエル・エンデ / 大島 かおり
2005年6月30日
岩波書店
880円(税込)
絵本・児童書・図鑑
第一部 モモとその友だち 1章 大きな都会と小さな少女 2章 めずらしい性質とめずらしくもないけんか 3章 暴風雨ごっこと、ほんものの夕立 4章 無口なおじいさんとおしゃべりな若もの 5章 おおぜいのための物語と、ひとりだけのための物語 第二部 灰色の男たち 6章 インチキで人をまるめこむ計算 7章 友だちの訪問と敵の訪問 8章 ふくれあがった夢と、すこしのためらい 9章 ひらかれなかったよい集会と、ひらかれたわるい集会 10章 はげしい追跡と、のんびりした逃亡 11章 わるものが危機の打開に頭をしぼるとき…… 12章 モモ、時間の国につく 第三部 〈時間の花〉 13章 むこうでは一日、ここでは一年 14章 食べものはたっぷり、話はちょっぴり 15章 再会、そしてほんとうの別れ 16章 ゆたかさのなかの苦しみ 17章 大きな不安と、もっと大きな勇気 18章 まえばかり見て、うしろをふりかえらないと…… 19章 包囲のなかでの決意 20章 追手を追う 21章 おわり、そして新しいはじまり 作者のみじかいあとがき 訳者のあとがき エンデの人柄にふれた日々 佐々木田鶴子
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人生の豊かさとはなんだろうか
人生で必要なものはお金や効率的に時間を使うことであるとこの時代学ぶように思う。 間違ってはいない。それぞれが望む形にそれぞれの努力で成し遂げるためには、先を見据えた行動や効率が大切になったりする。そういう社会に私たちは生きている。 しかし、後ろを振り返って本当に私がしたかったことはこのような人生であるのか、私が生活の中で満たしていたことはこのやり方でいいのか、と本書では問いているように感じた。 もう一度自分の歩みを振り返るには良い本であるように思う。 また、モモの持つ傾聴の姿勢には臨床心理学的に非常に大切なことが多く含まれているように思う。時間にすら耳を傾ける姿勢に、臨床心理学を学ぶ私は脱帽した。
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(無題)
小学生の頃以来、久しぶりに読みました。 当時は冒険ものであったり、 時間とは何かを漠然と考える物語の感覚でした。 けれど、改めて読むととても深い本であることを実感。 現代に生きる人々の生き方に疑問を投げかけるその内容に、 深く考えさせられました。 エンデが書いた頃の時代背景なども考えると、 このような疑問を物語を通して描くことは なかなか難しいことだと思う。 改めてすごさを実感しました。
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