モモ
岩波少年文庫 127
ミヒャエル・エンデ / 大島 かおり
2005年6月30日
岩波書店
880円(税込)
絵本・児童書・図鑑
町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。
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人生の豊かさとはなんだろうか
starstarstarstar 4.5 2021年03月16日
star
人生で必要なものはお金や効率的に時間を使うことであるとこの時代学ぶように思う。 間違ってはいない。それぞれが望む形にそれぞれの努力で成し遂げるためには、先を見据えた行動や効率が大切になったりする。そういう社会に私たちは生きている。 しかし、後ろを振り返って本当に私がしたかったことはこのような人生であるのか、私が生活の中で満たしていたことはこのやり方でいいのか、と本書では問いているように感じた。 もう一度自分の歩みを振り返るには良い本であるように思う。 また、モモの持つ傾聴の姿勢には臨床心理学的に非常に大切なことが多く含まれているように思う。時間にすら耳を傾ける姿勢に、臨床心理学を学ぶ私は脱帽した。
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Readeeユーザー
(無題)
小学生の頃以来、久しぶりに読みました。 当時は冒険ものであったり、 時間とは何かを漠然と考える物語の感覚でした。 けれど、改めて読むととても深い本であることを実感。 現代に生きる人々の生き方に疑問を投げかけるその内容に、 深く考えさせられました。 エンデが書いた頃の時代背景なども考えると、 このような疑問を物語を通して描くことは なかなか難しいことだと思う。 改めてすごさを実感しました。
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