川端康成随筆集
岩波文庫 緑81-5
川端 康成 / 川西 政明
2013年12月17日
岩波書店
1,100円(税込)
小説・エッセイ
ノーベル賞講演「美しい日本の私」をはじめ、“あらゆる芸術の極意は、「末期の眼」”と述べた「末期の眼」、日々の素顔を映しだす連作エッセイ「落花流水」、友人への追悼文「横光利一弔辞」など、川端康成(1899-1972)の珠玉の随筆31篇を収録する。これらは、「伊豆の踊子」「雪国」など川端の小説の背景を知るためには欠かせないものである。
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(無題)
わたしが読んだのはこの本ではなく 東海道、故園などがおさめられた「天授の子」の 単行本。 他の作品も随時読もうと思うが、とりあえずDiscordに取り上げられていた「東海道」だけ読んだ。 はじめの娘との会話、伊勢物語のうんちく話などあたりは父と娘の情感もたたえ良い感じだったけれど、中途からはそれも無くなり、正直、同じ時代なら三島由紀夫の「中世」の方が面白かった。 わたしの好きな、いにしえの和歌がたくさん載っているのは嬉しかった。 思いがけず実朝のパクリ疑惑なども知れたし、足利家の不幸、都に焦がれ都に来たもののまた下っていく古人の侘しさなど 題材は良さげなのだけど、いつもの川端康成お得意のたおやめぶり、抒情が感じられず残念。 途中から歴史の羅列っぽくなり読みながら睡魔に勝てず...という残念な読書となった。 後記 パクリ...とは川端康成が「金塊集のたいていが新古今集、古今集の真似である」「大方の歌が(だから)つまらない」と書いてあったからパクリと書いたのだけれど、よく考えたら本歌取りなのではないだろうか。和歌(昔の)は好きだが、 詳しいことはわからない。もしそうだとすると川端康成が個人的に実朝を快く思っていないという私情が入っているようにしか思えない。20首以上も上げているのだから。
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