
パイドン
魂の不死について
岩波文庫 青602-2
プラトン / 岩田 靖夫
1998年2月16日
岩波書店
858円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
一 序 曲(五七A一─五九C七) 二 死に対するソクラテスの態度(五九C八─七〇C三) (一) ソクラテスの夢──ムーシケーをせよ──(五九C八─六一C一) (二) 自殺禁止論──人間は神々の所有物である──(六一C二─六三E七) (三) 哲学者は死を恐れない。死とは魂と肉体との分離であり、哲学者は魂そのものになること、すなわち、死ぬことの練習をしている者であるのだから(六三E八─六九E五) (四) ケベスの反論。魂は肉体から離れると煙のように飛散消滅するのではないか(六九E六─七〇C三) 三 霊魂不滅の証明(七〇C四─一〇七B一〇) (一) 生成の循環的構造による証明。生から死へ、死から生へ(七〇C四─七二E二) (二) 想起説による証明。イデアの認識は想起である。故に、人は誕生以前にイデアを見ていたのでなければならない(七二E三─七七A五) (三) さらに強力な証明へのケベスの要求(七七A六─七八B三) (四) 魂とイデアの親近性による証明(七八B四─八四B八) (A) 合成的なものは解体し、非合成的なものは解体しない。肉体は合成的であるが、魂は非合成的である(七八B四─八〇C一) (B) われわれはできるだけ自分自身の魂を肉体との交わりから浄め、魂自身となるように努めなければならない(八〇C二─八四B八) (五) 間奏曲1。白鳥の歌(八四C一─八五D一〇) (六) シミアスの反論。魂が肉体の調和ならば、肉体の壊滅と同時に魂も死滅する(八五E一─八六E五) (七) ケベスの反論。魂が肉体より長命だとしても、幾度も肉体を着潰すうちに疲労し衰弱して、ついに滅亡しない、という保証はない(八六E六─八八B八) (八) 間奏曲2。言論嫌い(ミソロギアー)への戒め(八八C一─九一C五) (九) シミアスへの答。想起説と「魂は調和である」という説とは両立しない。魂は肉体的な構成要素に支配されるのではなく、支配するのである(九一C六─九五B七) (一〇) ケベスの論点の確認(九五B八─E六) (一一) 間奏曲3。最終証明への準備(九五E七─一〇二A九) (A) アナクサゴラス(自然学)への失望(九七B八─九九D三) (B) 第二の航海──仮説演繹法(ヒュポテシスの方法)──(九九D四─一〇二A九) (一二) 霊魂不滅の最終証明──イデア論による証明──(一〇二A一〇─一〇七B一〇) 四 神話──死後の裁きとあの世の物語──(一〇七C一─一一五A八) 五 終曲──ソクラテスの死──(一一五B一─一一八A一七) 訳者解説 文献表 訳者あとがき 索 引 訳 注
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