百年前の日本語

書きことばが揺れた時代

岩波新書 新赤版1385

今野 真二

2012年9月20日

岩波書店

770円(税込)

語学・学習参考書 / 新書

はじめに──日本語に明治維新はあったか 第一章 百年前の手書き原稿──夏目漱石『それから』の自筆原稿  一 漢字のかたち──漱石の書いた「所」の字  二 漱石も「新字体」を使っていた  三 手書きと印刷との間で 第二章 「揺れ」の時代──豊かな明治期の書きことば  一 日本語を漢字によって書く  二 活躍する振仮名  三 語形の多様性  四 書き方の多様性──同語異表記・異語同表記  五 和漢雅俗の世紀──漢英対照から和漢雅俗へ 第三章 新しい標準へ──活字印刷のひろがりと拡大する文字社会  一 『朝日新聞』に掲載された夏目漱石の『それから』  二 新聞紙面の日本語  三 雑誌の日本語 第四章 統一される仮名字体──失われた選択肢  一 仮名のさまざまな使い方  二 一九〇〇年のできごと  三 消えた「仮名文字遣い」 第五章 辞書の百年──辞書を通してみた日本語の変化  一 英和辞書の訳語  二 漢語辞書から考える  三 和語・漢語・外来語 おわりに──日本語が得たもの、失ったもの あとがき

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