経済学のすすめ
人文知と批判精神の復権
岩波新書 新赤版1622
佐和 隆光
2016年10月22日
岩波書店
858円(税込)
ビジネス・経済・就職 / 新書
経済学の古典の英知にふれ、思考力・判断力・表現力をみがくこと。新古典派とケインズ派双方の理論を支える思想構造の差異を見究め、批判精神を培うこと。経済学を学ぶ人、学びなおす人に大切なのはこの2つだ。人文知と決別し、数学の僕と化した既存の経済学に警鐘をならし、モラル・サイエンスとしての復権を説く。
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(無題)
日本の経済学徒は、リベラルアーツをやっていないから数学の僕と化した。2年でアメリカの経済学に愛想をつかしたピケティが豊穣たる欧州の人文知の系譜に戻って行ったことなどを挙げ、科学もどきの日本とリベラルか新自由主義のどちらかの主張に組みするかの二者択一の米国の経済学の位置付けの違い、科学ではなく社会科学の基礎として位置付けられる欧州との違いについて、著者の計4年間の滞米経験を基に論陣を張る。今から、経済学を学ぶ若い大学生へのエール。 50過ぎた経済学士である私にもしっかり勉強せよという激励として刺激を受けた。 米国の大学のリーディングアサインメントのリストも古典がずらりと並ぶ良いリスト。
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