いちにち,古典 〈とき〉をめぐる日本文学誌

岩波新書 新赤版 1958

田中 貴子

2023年1月24日

岩波書店

990円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

誰にも等しく訪れる一日という時間を、見ぬ世の人々はいかに過ごしていたのだろう。暁の別れを描いた『源氏物語』。白昼堂々と跋扈する不気味な強盗。夕暮れに感じる人の命のはかなさ。月や夜景を愛でるこころ。──古典文学のなかの「とき」に眼を凝らし、そこに息づく人々の生きざまや感性を活写する。時を駆ける古典入門!  まえがき 1─あさ  鶏が鳴く  暁の別れ  暁は救済のとき  あのひとの・あさ─藤原師輔、出勤す 2─ひる  昼食の風景  昼寝の姫君  白昼堂々  あのひとの・ひる─通り過ぎるする男 3─ゆう  夕日を観る  彼は誰そ時  夕べは白骨となる  あのひとの・ゆう─高倉院の憂鬱 4─よる  葬送の夜  月の顔を見るなかれ  雪と夜景の発見  あのひとの・よる─ある夜の事件 5─まよなか  火影が映し出すもの  離魂病と飛ぶもの  こわい嫁入り  あのひとの・まよなか─「鬼」のいる時間  読書案内  図版出典一覧  あとがき

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