靖国神社
「殉国」と「平和」をめぐる戦後史
岩波現代文庫 学術365
赤澤 史朗
2017年7月18日
岩波書店
1,562円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
「靖国問題」の根幹はどこにあるのか。敗戦後に標榜した「平和主義」が徐々に後退し、ついにはA級戦犯合祀に至った「慰霊」追悼の変遷をたどりながら、国家観・戦争観・宗教観こそが戦後一貫して靖国をめぐる最大の争点であることを解き明かす。外交上の軋轢や政治的対立として硬直化した議論に陥りがちな「靖国問題」を、歴史的経緯を踏まえて冷静に考察するための新たな視点を提示する。
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