白蛇の洗礼

毒草師

高田崇史

2008年4月30日

朝日新聞出版

1,760円(税込)

小説・エッセイ

濃茶の席で、裏千家教授、大澤信郎の次男・祐二が毒殺された。事件とはまったく無関係の編集者・西田は、会社の業務命令を受けて調査を始める。やがて、容疑者とされる美女・神凪百合に淡い思いを抱いた彼は、彼女への疑いを晴らすため、事件解明に向けて奮闘する。しかし、その後も続発する毒殺事件を前になす術もなく、隣室に住む、自称“毒草師”の御名形史紋に相談を持ちかけた。数日後、関係者一同の前に颯爽と現れた御名形は事件の謎を看破し、大澤家が隠匿し続けた秘密を暴き出した!「千利休=キリシタン」説が呼び覚ます、殺人の系譜ー。驕慢尊大な男・御名形史紋の推理が冴える。

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