EPITAPH東京
恩田陸
2015年3月6日
朝日新聞出版
1,870円(税込)
小説・エッセイ
東日本大震災を経て、東京五輪へ。少しずつ変貌していく「東京」-。その東京を舞台にした戯曲「エピタフ東京」を書きあぐねている“筆者”は、ある日、自らを吸血鬼だと名乗る謎の人物・吉屋と出会う。吉屋は、筆者に「東京の秘密を探るためのポイントは、死者です」と囁きかけるのだが…。将門の首塚、天皇陵…東京の死者の痕跡をたどる筆者の日常が描かれる「piece」。徐々に完成に向かう戯曲の内容が明かされる作中作「エピタフ東京」。吉屋の視点から語られる「drawing」。三つの物語がたどり着く、その先にあるものとはー。これは、ファンタジーか?ドキュメンタリーか?「過去」「現在」「未来」…一体、いつの物語なのか。ジャンルを越境していく、恩田ワールドの真骨頂!!
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何を読んでいるのかわからなくなる
小説の体を取ったエッセイだった。エッセイだった苦手な私にはやや苦痛だった。終わり方も私には理解できなかった。この作品にいつもの恩田さんのストーリー性を求めてはならない。
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