院内カフェ

中島たい子

2015年7月7日

朝日新聞出版

1,540円(税込)

小説・エッセイ

受診するほど病気じゃない。入院するほど病んでない。けれど、どこか不安な私たちは、あのカフェで、病院の傍らにいることで、癒されている。過去にあそこで「何かが良くなった」経験があるからだ。『漢方小説』から10年。新たな舞台は総合病院のカフェ。ふた組の中年夫婦のこころと身体と病をえがく、カフェの醸し出す温かさが流れる長編小説。

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Readeeユーザー

いい話は脳に優しい

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3.3 2022年05月30日

院内カフェ。私もそこで働きたくなるような、穏やかな空気感と村上くんと相田さんのやりとり。読み終えると登場人物がみんな愛おしく思え、やさしい気持ちになれる。 途中、不妊についての意見も。遺伝子の欠陥と思えることは、実は救世主という考え方は新しい視点だった。 途中が長々と感じてしまうけれど、それも最後の手紙でまとめてくれる。夫婦のあり方がまじまじと見えるような、そんな作品でもあった。

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