街道をゆく(37)新装版

朝日文庫

司馬遼太郎

2009年4月30日

朝日新聞出版

836円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

明治の日本で、欧米文化を地方に配る配電盤の役割を一手に引き受けた東京。中心は東大をもつ本郷だった。夏目漱石の「三四郎」をテキストにして、東京の成立の玄妙さを考える。登場人場に「日本は亡びるね」といわせた漱石に、深い共感を寄せる。執筆したのはバブルの崩壊が進行中の時代で、筆者も同じことを考えていたのだろう。ラストの三四郎池で、釣りの少年との会話が印象に残る。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(1

starstarstar
star
3.5

読みたい

1

未読

2

読書中

0

既読

10

未指定

16

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください