白の平民魔法使い　〜無属性の異端児〜

マナリル国有数の田舎村出身のアルムは、ベラルタの街にやってきた。前例のない、平民出身の魔法学院の生徒となるために。彼は、平民であるというハンディキャップだけでなく、「無属性魔法しか使えない」という魔法に関わる致命的な欠点を抱えていた。しかし、膨大な魔力の量という唯一の武器を活かした独自の魔法と、持ち前の素直な性格で、名家出身の才女・ミスティや、貴族らしい価値観の少年・ルクス、没落貴族・エルミラ達の信頼を得ていく。魔法使いになるために友人達と学院で学ぶアルム。しかし魔法学院には、不穏な影が迫っていた。