おいしいベランダ。 2人の相性とトマトシチュー
富士見L文庫
竹岡 葉月 / おかざきおか
2016年11月15日
KADOKAWA
660円(税込)
ライトノベル
栗坂まもりが一人暮らしを始め、お隣住まいのイケメン改め園芸男子の亜潟葉二と知り合って、はや半年。葉二の元カノとケジメもついて、秋のベランダ収穫ごはんで人心地…と思いきや。「この際だから付き合うか」葉二からの告白で二人は恋人同士に。って見切り発車すぎじゃありません!?恋の実りに動揺するまもりと、仕事が多忙を極める葉二。ベランダ菜園にも虫が付くしで、目まぐるしい日々に二人の関係は…?大好評・園芸ライフラブストーリー。ベランダも、恋人も、お付き合いって難しい。
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ナミ
私達付き合ってる?
付き合うかと言われて驚いたけど好きだった人に言われたのだから嬉しいに決まってる。だけど一人暮らしを始めたばかりのあもりにとって隣の部屋の社会人の彼と言うのは頼りすぎというか迷惑かけてばかりというか、彼はフリーのデザイナーで家でPCで仕事をしているのだ。あもりが学校に行ってバイトして帰って来てお腹すいたなと隣に行けばベランダにあるプランター野菜を使ってご飯を作ってくれるのである。そうデートの約束をしなくても会えてしまうので特別感が無いのだ。一緒に料理を作るのは楽しいからいいのだけど、せめて誕生日くらいは特別な時間を過ごしたいと夢を見るのだが、仕事が忙しそうで言い出せない。
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