
「戦後保守」は終わったのか 自民党政治の危機
角川新書
日本再建イニシアティブ
2015年11月5日
KADOKAWA
946円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
自民党の幅広い裾野である分厚い中道保守が揺らぎ、自民党の右傾化が加速している。中道保守を土台とする「戦後保守」の時代は終わったのか。元首相をはじめ、政治家・官僚の証言を交えながら、徹底検証する。 序章 戦後政治の「中道保守」 第一章 「戦後保守」の軌跡 第二章 衰退する「中道保守」--派閥政治の変容と終焉 第三章 経済財政政策ーー高度成長から負の分配へ 第四章 「村山コンセンサス」の形成と課題 第五章 メディア環境・世論と政治の座標軸 第六章 「中道保守」と外交安全保障 第七章 少子化・女性・家族と「戦後保守」の限界 総括 「中道保守」は再生できるか
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(無題)
そもそも「戦後保守」は、戦争体験など、政治家自身の実体験や実感に根ざした視点から穏健で漸進主義的な政治手法を選び、また極論を廃し中庸を選ぶバランス感覚をもって徳とみなしてきた。そういう意味で、理論的な「核」を持たない点にこそ、「戦後保守」の特徴があったわけである。 これは逆の言い方をすると、実体験や実感のレーダーに映らない問題には鈍感となり、政策対応が遅れる可能性や、両極のいずれかが大きくサラに極端に寄ると、それに引きずられて中道の位置もまたずれてしまう危険性が、本質的に「戦後保守」の弱点であったということでもある。 (pp.313-314)
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