壺霊 上

角川文庫

内田 康夫

2012年9月25日

KADOKAWA

649円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

浅見光彦に錦秋の京都での取材が舞い込んだ。長期滞在で内容はグルメレポートという好条件に警戒する浅見を待っていたのは、老舗骨董店の娘・伊丹千寿。高麗青磁の壺“紫式部”を手に失踪した母・佳奈を捜してほしいと懇願する。残された手がかり、縁切り神社といわれる安井金比羅宮の形代には、佳奈の離縁を祈願する内容に、見知らぬ女の名前が添えられていたー。怨念の連鎖を浅見は断ち切れるのか。名探偵が古都の謎を巡る。

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