檸檬

角川文庫

梶井 基次郎

2013年6月21日

KADOKAWA

440円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

私は体調の悪いときに美しいものを見るという贅沢をしたくなる。香りや色に刺激され、丸善の書棚に檸檬一つを置きーー。現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した表題作など14編を収録。 檸檬 城のある町にて 雪後 Kの昇天 冬の日 桜の樹の下には 冬の蠅 ある崖上の感情 闇の絵巻 交尾 のんきな患者 瀬山の話 海 温泉

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(14

starstarstar
star
3.08

読みたい

60

未読

70

読書中

20

既読

148

未指定

224

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (2)

Readeeユーザー

秘めたる攻撃性の合法的解消

starstarstarstarstar 5.0 2022年11月20日

かつて受験生の時代に、檸檬にハマった。ストレスが溜まっていたのだと思う。不安で鬱憤が溜まっていて、でもそれを吐き出す場がなかった。しかし檸檬を読んだ時に、自分が主人公に憑依することによって、攻撃性を放出できたように感じたのを覚えている。今でも心が病んでる時に読みたくなる。

全部を表示

K.I

備忘録

-- 2020年04月21日

精力、精力、願わくば神経衰弱と精力を共存せよ。自分は迷信的に神経衰弱に非ざればある種の美が掴めないとおもっている。 p248 友人あてに出された書簡の一節

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください