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舞姫・うたかたの記
角川文庫
森 鴎外
2013年6月21日
KADOKAWA
440円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
幼いころから優秀で、勤める省庁から洋行を命じられた太田豊太郎は、数年後、孤独感にさいなまれ、ふとしたきっかけで美貌の舞姫エリスと激しい恋に落ちた。すべてを投げだし恋に生きようとする豊太郎に、友人の相澤は、手を尽くして帰国をすすめるが…。19世紀末のベルリンを舞台に繰り広げられる、激しくも哀しい青春を描いた「舞姫」ほか、「うたかたの記」「文づかい」「普請中」、そして翻訳「ふた夜」を収録。
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yamaura
(無題)
舞姫のみ。原文(文語体?)で。 この作品は1890年に執筆されたそうなので、2019年現在で約130年が経過したことになる。現代においては、主人公の選択は非難されて然るべきだが、当時ではそうでもなかったのだろう。そう考えると、100年ちょっとでも世の価値観は大きく変化するのだな…と感慨深い。 主人公がものすごい意志薄弱で優柔不断に読んでしまったが、『当時の背景からすればすぐ日本に帰るのが普通とされるところ、彼にはまだ悩むだけの自我があった』という考察に成程、と思った
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