バチカン奇跡調査官 原罪無き使徒達
角川ホラー文庫
藤木 稟
2015年3月25日
KADOKAWA
880円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
熊本・天草において、真夏日に大雪が観測され、天空に忽然と巨大な十字架が浮かび上がった。時期を同じくして近隣の海で遭難した海洋冒険家は、こう語ったというー「美しい黒髪の天使に救われた」。平賀とロベルトは奇跡調査を開始するが、隠れキリシタンの信仰が色濃く残る天草の地には、さらに謎めいた怪異と暗号が伝えられていた。「さんしゃる二、こんたろす五」の文が示す天草四郎伝説の真実とは!?大人気シリーズ第9弾。
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Readeeユーザー
隠れキリシタン
キリスト教の神父さんのお話なんですが、各地で起こる奇跡を本当に神が起こした奇跡なのか、科学等で証明できる現象なのかを調べる、バチカンの調査官のお話です。たいがいロベルトと平賀の二人のコンビで奇跡調査を行っています。原罪無き使徒達、は、舞台が珍しく日本、島原です。隠れキリシタンの奇跡調査で、歴史の授業じゃサラッと流されるところをざくざく切り刻んで掘り下げていっていて、宗教と経済は歴史上切り離せないのだなぁ‥とびっくり。 自身は無宗教です。普通に体験したらきっと奇跡と思ってしまうだろう‥と思うのですが、奇跡調査官は奇跡を奇跡と認定するためあらゆる可能性を潰して自然界や人間の意図的行為では起こらないという実感が得るまで、調査し続ける努力と執念はすごいです。奇跡が奇跡でなかったときのカラクリや偶然の重なりが解明されたとき、信仰深い調査官はまた奇跡でなかった‥と残念に思うようで、すこし可哀想ですね。いつか本当の奇跡が起こればいいなぁと思います。
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