騙し絵の牙(1)

角川文庫

塩田 武士 / 大泉 洋

2019年11月21日

KADOKAWA

792円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

出版大手「薫風社」で、カルチャー誌の編集長を務める速水輝也。笑顔とユーモア、ウィットに富んだ会話で周囲を魅了する男だ。ある夜、上司から廃刊の可能性を匂わされたことを機に組織に翻弄されていく。社内抗争、大物作家の大型連載、企業タイアップ…。飄々とした「笑顔」の裏で、次第に「別の顔」が浮かび上がりー。俳優・大泉洋を小説の主人公に「あてがき」し話題沸騰!2018年本屋大賞ランクイン作。

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みんなのレビュー (9)

オガ

(無題)

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4.6 2024年04月18日

素晴らしい作品でした 頭の中で、主人公速水輝也に乗り移るかのように怒り喜びそして憤る 上司の理不尽な要求に憤慨し、速水の流す涙と同じく悲しみに暮れる 魅力的な主人公に感情移入しながら、出版という先行きの暗い業界の荒波を実体験するかのように作品に没入した 相変わらず作者の入念な取材量を感じるリアリティ 罪の声でも感じたが本当にこの世界があるのではないかと思わせる技量に唸り声が出そうになる タイトルに隠された意味に迫るエピローグも秀逸 見る角度によって人は色んな顔を見せる 知ってるはずの人間の知らない一面 面白い作品でした

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Readeeユーザー

(無題)

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2.9 2022年06月16日

最初から役者(大泉洋)を主人公に想定して描かれた作品。 映像化作品のいいところは役者を登場人物にはめて読み進められるからイメージしやすい。 中盤くらいまではそうした意味でとても面白かった。 が、後半息切れ、結末自体も重かった。

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2021年09月22日

脳内で大泉が動いてた。

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クリーム

出版社という仕事

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3.8 2021年07月16日

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Readeeユーザー

出版界の明日を探すミステリー。

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4.6 2021年05月02日

大手出版社薫風社で、カルチャー雑誌「トリニティ」の編集長を務める速水。 社長急逝による次期社長争いで社内の均衡が乱れ、多くの雑誌が廃刊の危機に瀕してしまう。そしてそれはトリニティも例外ではなかった。 不景気・不況真っ只中の出版業界のなかで、雑誌トリニティが、会社薫風社が、そして編集者速水が生き残り策を探す。 騙し騙されるミステリー小説。 出版界の置かれている状況(苦境)も、速水の置かれる環境や苦悩による独白という形でよく描かれている。編集者という仕事についても。

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Quimkay

(無題)

starstarstar 3.0 2021年04月26日

現在の出版業界は大変だと感じる本。 良くも悪くも大泉洋をイメージしてしまう。

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Readeeユーザー

ようやく…

starstarstarstarstar 5.0 2020年03月24日

別にダラダラ読む本ではないのだかなかなか時間がなかった。大泉洋をモデルにした作品だったが新鮮に読めた。

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Readeeユーザー

騙し絵…

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3.5 2020年03月05日

面白かった 伏線が少し弱かった気がする 題名の意味を考えながら読む楽しさを知った

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2020年01月15日

脳内で大泉が動いてた。

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