
秋葉原先留交番ゆうれい付き
西條 奈加
2015年10月2日
KADOKAWA
1,760円(税込)
小説・エッセイ
イケメンで社交性の高さがこうじて幽霊まで見える警官向谷と、毒舌で聡明オタク気質の警官権田が働く秋葉原では、今日も地域に根ざした小さな謎が進行中。一方、向谷の眼には足だけの女性の幽霊が見えたのだが……。
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(無題)
無念の死である。だから怨霊化したのだ。この幽霊、足しかないのである。足がないのが幽霊だと思ったら、そんなのは幽霊画を描いた円山応挙の創作だと作者は宣う。足だけの幽霊となったのは渡井季穂。秋葉原のメイド喫茶ピンク・キャンディ・カフェのナンバーワンキャストである。この業界では従業員のことをキャストと呼ぶのだそうだ。幽霊となった季穂は誰からも見えない。ただ一人を除いて。それがイケメンで女性にはメッポウ強い警官・向谷である。ボンクラで捜査能力は全く期待できないが、体術となれば並ぶものがない実力の持ち主だ。そう、本作の重要な登場人物は警官なのである。そして、秋葉原といえば、オタクである。向谷の先輩にして相棒が権田。筆者にメガネトドと命名されるほどだから、容貌からして典型的なオタクである。ところが、この男、東大出身で頭の中身といえば、並外れている。IT技術を駆使した捜査能力は、これまた天下一品だ。 こうして凸凹コンビの警官2人と幽霊が秋葉原で起こる事件に取り組むのである。そして季穂の死の真相に迫るのである。
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