娘役
中山可穂
2016年4月30日
KADOKAWA
1,760円(税込)
小説・エッセイ
大鰐組では若頭のことを二番手と呼び、兄貴分のことを上級生と呼び、引退のことを卒業と呼んでいた。組員には全員愛称がついていた。それが宝塚の風習を踏襲したものだということを知っているのは片桐だけだった。宝塚歌劇団の若手娘役・野火ほたるは新人公演でヒロインに抜擢され、一期上の憧れの男役・薔薇木涼とコンビを組むことになる。ほたるの娘役としての成長と、バラキとのコンビ愛。そんな彼女を遠くからひそかに見守り続ける孤独なヤクザ・片桐との、それぞれの十年を切なく濃密に描く。
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(無題)
面白かった、一気に読んでしまうのはやはり舞台が宝塚だから 『男役』でみた花瀬レオの名前が出てきてテンションが上がった …しかし、なぜ、ヤクザもの???宝塚の話だと思ったらヤクザものだったのには驚いた 品格、行儀、謙虚!
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