ラプラスの魔女（1）

最低の監督だが、実際にあのような人物は実在するのだろう。 相変わらず、著者の取材力と科学・社会に関する知識の広さを楽しめる。

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手術によって、ラプラスの悪魔になってしまった少年が家族への復讐をしようとし、それを自ら同じ手術をし、ラプラスの魔女となることを選んだ少女がやめさせようとする物語。 SFようそがあり、物語としては面白いけど、かなり現実からは離れているので、僕としては微妙。

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物理現象を、ほとんど超能力的な予測で予言できてしまう男女を軸とした話。 なんというか、普通だった。 家族殺しをした父親を追って、なんでも予測できる男の子が復讐を企てる。それを追う、同じ能力の女の子（男の子にホの字）。 話の進め方はオーソドックスで、読みやすくはある。 ただ、色々突っ込みどころが多いというか、天才って設定って難しいんだよな。この作品でも、天才がやたらと多い、かつ、天才といわれてるのに馬鹿なのかな？みたいな行動するし、クライマックスで親子がお互いに吐く台詞が（二人とも天才という設定）凡庸すぎてむしろ笑えてきてしまう。なんであんたら自分語りはじめてんの？ あと、物理現象を予測できるという説明なんだけど、そのためにはそもそも観測しなければならず、人間の目では無理では？センサーを仕込んで計測して、の部分がなくて、演算だけできるような超能力持ってる感じなので、初っぱなからそれ無理じゃね？となる。 大御所だからこそ評価は辛くなってしまう。いや、さすがに読みやすい分、なんかなーとなるというか、驚きがほしいけど、なにも予測を外れるものがなく、ふっつーの話だなぁ、という感想にしかならなかった。 昼ドラ二時間枠、という感じでした。 ぼーっとみるのに良いというか、積極的には読まなくてもよかったかなというか・・・。

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世界で起こる現象はすべて物理学で説明でき、物理学で予見できるものがいれば世界の終わりまでわかるだろう。ラプラスという科学者の説をラプラスの悪魔、ラプラスの魔女という。 何かを注意深く観察していると、次はこうなるだろうなとか、うまく説明はできないけれどわかる時がある。そういうのに長けた人物はちょっと先を予見したりするのは簡単なんだそうだ。 ある映画監督の一家、父、母、娘、息子のうち、父親不在のときに娘が自宅で硫化水素で自殺しようとして、母と長男を巻き込んでしんでしまう所から始まる。母は巻沿いで死に、長男は助かるが植物状態に。有名な脳外科医の手術により長男は奇跡的な回復をする。手術により不思議な力‥超能力ではなく、脳の処理能力が劇的にあがった彼は、物理学の法則で少し先のことが予見できるようになり、ラプラスの悪魔となった。その能力で完全犯罪を起こそうとする彼。それを止めるため自らリスクは承知で脳の手術をしラプラスの魔女となることを決意する少女。 彼女は彼を止められるのか。 人には遺伝子にプログラムされた愛情という行為が欠如または欠陥のあるした人間がままあるらしい。親子殺し、なんてものは正常に愛情というプログラムが働いていれば起こるはずもないらしいし、子供に関心がわかないなども遺伝子欠陥に起因するところがあるらしい。 天性的に欠如欠陥がある人間は自分の子供や家族に危害を加えるのに躊躇いがないのは少しわかる気がした。 わかる気がした時点で、すでに私にはどこか欠陥があるのだろう。もちろん論理的に駄目なことは駄目だと理解できて制御はする、だが理解と納得は違う。なぜ駄目なのか頭で理解しても心で納得がいかないこともある。 世の中人の行動も含めて遺伝子や物理学で証明できるなら、劇的に世の中は変わり、争いや悲しい悲劇などなくなるだろう。だって起こる前に回避できるのだから。遺伝子に欠陥があるのなら医学を持ってして矯正すればいい話だ。犯罪者はいなくなる。どの家庭も幸せに溢れるのだろう。いつかそんな世界が来るのかな。生きている間に技術的にできるようになったらすごいと思う(笑) 映画化されてるので機会があれば見てみようかと思う。

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ハマれなかった… 非現実的過ぎ…？

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久しぶりに読んだ東野圭吾作品。超常現象みたいな話になっちゃうのが個人的には微妙。過去の東野圭吾作品と比較してしまうと、ハズレな感じ。

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