西郷の首

伊東 潤

2017年9月29日

KADOKAWA

1,980円(税込)

小説・エッセイ

ひとりは軍人に。ひとりは利通暗殺へ。 西郷の首を発見した男と、大久保利通を暗殺した男。 2人の加賀藩士は、親友同士だったーー。 「維新」とは何だったのか? 武士の世の終焉を活写した、ひたすらに熱く切ない本格歴史長篇! 幕府を中心とした開国派と、長州藩を軸とした攘夷派に分かれ、激しい戦いが繰り広げられる幕末。 百万石の雄藩・加賀藩は、中立的立場ながらも、藩内では二派の対立が激化していた。 加賀藩士の島田一郎は尊王攘夷思想に憧れ、親友の千田文次郎は、一郎の情熱に煽られながらも自分を見失わないでいた。 やがて一郎は反政府活動に傾倒し、武装蜂起を企てる。 一方、文次郎は陸軍軍人となって西南戦争に参加し、薩摩軍が隠した西郷隆盛の首を発見する。 それにより不平士族の絶望は頂点に達し、一郎らは大久保利通の暗殺を画策する……。 幕末・明治という激動の時代に翻弄された二人の青年の友情と別離。圧巻の歴史長篇! 「一つの時代が終わったのだ。もう武士の世には戻れぬ」 文芸評論家・縄田一男氏、激賞! 「完敗した。評論家の首を賭けるに足る傑作」 (「本の旅人」2017年10月号書評より)

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