角川ホラー文庫

赤川 次郎

1984年11月14日

KADOKAWA

628円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

突如襲った激しい大地震。住民が「町」と呼んでいる新興住宅地の道路が遮断され、十五軒の家が完全に孤立した。日が暮れ、月も星もない完全な闇が町を支配する。閉鎖された極限状況の中で、人々の精神は少しずつ狂い始めた。その闇の中で、人間ではない何かが人々を狙っている。一人、また一人、犠牲者が…。人間の恐怖、狂乱、そして死を、サスペンス色豊かに描くパニック小説の傑作。

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