愚者と愚者(上)

角川文庫

打海文三

2008年6月30日

角川書店

649円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

応化16年、爆弾テロが激発している内戦下の首都圏で、規律ある精鋭部隊として名を馳せる孤児部隊の司令官に、佐々木海人は20歳にして任命された。教育を受ける機会を逃したまま、妹の恵と弟の隆を養うために軍隊に入り、やがて仲間とともに戦場で生きる決意を固めた。そして、ふと背後を振り返ると自分に忠誠を誓う3500人の孤児兵が隊列を組んでいたのだったー。『裸者と裸者』に続く、少年少女の一大叙事詩、第2弾。

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