疾走 上

角川文庫

重松 清 / 鈴木成一デザイン室

2005年5月25日

KADOKAWA

704円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

広大な干拓地と水平線が広がる町に暮す中学生のシュウジは、寡黙な父と気弱な母、地元有数の進学校に通う兄の四人家族だった。教会に顔を出しながら陸上に励むシュウジ。が、町に一大リゾートの開発計画が持ち上がり、優秀だったはずの兄が犯したある犯罪をきっかけに、シュウジ一家はたちまち苦難の道へと追い込まれる…。十五歳の少年が背負った苛烈な運命を描いて、各紙誌で絶賛された、奇跡の衝撃作、堂々の文庫化。

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書店員レビュー(1)
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重松清「疾走」

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2019年12月15日

みんなのレビュー (2)

Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2019年04月05日

暗い。ひたすら暗いぞ?

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Readeeユーザー

(無題)

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3.2 2018年02月06日

十五歳の少年が背負った苛烈な運命、重苦しく、読んでいて快適な本ではない。一言でいえば「救いのない」物語。一家離散、いじめ、暴力、セックス、バブル崩壊の爪痕など。犯罪を犯してしまう少年たちは、決して望んだわけではない。結果的にそういう方向に行ってしまったのだ。その心の道筋がわからなければ、一歩も前に進めない。暴力の衝動を行動に移してしまったのは何故なのか。本人自身が最も理解できず、説明できないというのが実態なのではないか。主人公のシュウジを「おまえ」と呼ぶ存在が、ずっとシュウジを俯瞰しているような形をとる。教会が出てきて、聖書が重要なモチーフになっているだけに、「おまえ」と呼ぶ存在に思わず「神」を思ってしまう。「孤高」の存在を目指した彼は、このあと「おまえ」と呼ぶ存在を乗り越える事が、できるのだろうか。

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