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月魚
角川文庫
三浦 しをん / カウベルデザイン
2004年5月25日
KADOKAWA
572円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきたー。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。
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(無題)
【ひまわり 】葉加瀬太郎 p.13 蒐集という妙なる美酒に群がる餓鬼にかわる。 p.19十把一絡げ(じっぱひとからげ) p.26木の棧のぶつかる乾いた音が思いがけず響いた。 p.36世界大戦が勃発して世の中が騒然としようと、真志喜はさして気にもせずに、毎日店を開けてぼんやりとて番台に座っていればいい。 p.58 流通の経路に乗って、欲しい人の間を渡り歩ける本を、生きている本と呼ぶんだ。 p.68 快哉をさけんだ p.75 老獪ろうかい 蠱惑の香こわく おののき(戦き) p.76 散逸 p.103 クラの中身はあの人の脳みそも同然です。 そこにある本がそのままあの人の知識となり、感性となり、思考回路となった。 p.105 なしにくいと思う方こそを選択すべきだと判断した。 p.133 セナガキの影が太古の昔に滅びた生物みたいに、細長く畳に這っていた。 p.153 運転席を簒奪するさんだつ p.156溜飲が下がるとはこのことだ p.165 婉然と微笑む
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(無題)
水面が風で一瞬だけ揺れた、その瞬間を眺めている気になる。透き通ってて静かな話。
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