グラスホッパー

角川文庫

伊坂 幸太郎

2007年6月30日

KADOKAWA

649円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとにー「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説。

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書店員レビュー(2)
書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

(無題)

starstarstarstar
4.0
1
2020年01月16日

長江貴士

書店員

伊坂幸太郎「グラスホッパー」

--
1
2019年12月08日

みんなのレビュー (9)

マイクさかもと

(無題)

starstarstarstar 4.0 2023年11月23日

3人の視点で語られる、ある男を巡る物語。 それぞれの魅力が出てて楽しい。 続きも気になる。

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Readeeユーザー

途中

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3.8 2023年08月22日

元数学教師の鈴木、真面目そうだが大丈夫か?どう見ても悪徳会社に立ち向かえそうもない。加えて子持ちの押し屋、不安だらけのたちあがり。段落毎に語り手がかわり話しはわかりやすい。そもそもが殺し屋の話しであり細かいことは気にせずに行くのがいいだろう。 そうは言っても尾行には気づくだろうし、品川に行くのは頭が悪すぎる。蝉が鈴木を奪う理由も逆効果にしかおもえない。突っ込みどころは多すぎる。 心配は多かったがある程度の伏線は回収される。伊坂幸太郎らしくスラスラ読める。 ただ、よくよく考えると鈴木の1ヶ月も大概だし、劇団もいい連中のはずがない。毒殺した殺し屋は次回作にでてほしいがこことの関連も不明。消化不良は残る。

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taboke

(無題)

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3.5 2023年05月05日

突き進むようにページをめくる。すげー!

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古今東西の本棚

(無題)

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3.3 2022年11月03日

鈴木は妻をひき逃げで殺された。ひき逃げ犯は、犯罪組織のボスの息子で、警察も手が出ない。そこで、復讐のために組織に潜り込もうとするが、目の前でボスの息子は殺された。そして、なぜか犯人のを追う鈴木。 伊坂幸太郎さんの超有名小説。伊坂幸太郎さんの小説は、いつも何かに追いかけられているイメージがあるのでしょうが何故でしょうか?本作も、逃げる犯人、追う鈴木、さらに追う殺し屋という不思議なレースが始まります。

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taboke

(無題)

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3.6 2021年12月20日

突き進むようにページをめくる。すげー!

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Readeeユーザー

集まり過ぎたグラスホッパー

starstarstar 3.0 2020年04月14日

「群集性」密度の高い場所で育つバッタは色を緑から茶に変え、身体が大きく凶暴になる。 登場人物がほとんど殺し屋なのは東京という密度の高い場所から生まれた凶暴なバッタなのかもしれない。満員電車でイライラしたり、地方より都会の人の方が冷たいイメージは東京における群集性なのかもしれない 鯨は蝉やひよこみたいにユニークなキャラクターが出てくるが、最も怖いのは常に一人称は使わず、感情も表さない槿(あさがお)のように思った。最後はバンバン人押してるし マリアビートルを先に呼んでいたのでマリアビートルのような疾走感、緊迫感は感じなかった。 もう一度マリアビートルを読み直したい。 それぞれのストーリーが最後に重なる伊坂作品の中でも3人が車の中に集まったのは可愛かった

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2018年11月15日

楽天 にて 購入

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2018年10月03日

この話で出てくる押し屋、自殺専門の殺し屋、ナイフ使いの三人が絡む話は面白いなと思いました。 最後はどうこうなのでという感じに何か教訓めいたものを読者に伝えるような作品ではなくて、 読者が楽しんで読み進められる濃い伏線を張り詰めた作品というようなものでした。 最後のくだりが胸になんのしがらみも作ることなくすぅっと物語が終わりに向かっていくところもまた良かったです。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2017年05月01日

この話で出てくる押し屋、自殺専門の殺し屋、ナイフ使いの三人が絡む話は面白いなと思いました。 最後はどうこうなのでという感じに何か教訓めいたものを読者に伝えるような作品ではなくて、 読者が楽しんで読み進められる濃い伏線を張り詰めた作品というようなものでした。 最後のくだりが胸になんのしがらみも作ることなくすぅっと物語が終わりに向かっていくところもまた良かったです。

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