図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1)
角川文庫
有川 浩 / 徒花 スクモ
2011年4月30日
KADOKAWA
733円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが…!?番外編も収録した本と恋の極上エンタテインメント、スタート。
みんなの評価(158)
starstarstarstar読みたい
84
未読
153
読書中
30
既読
2033
未指定
1317
書店員レビュー(1)書店員レビュー一覧
みんなのレビュー (9)
(無題)
有川浩のベストセラー小説。有川浩の小説を読むのはこれで三冊目になる。第一が「阪急電車」。これは軽い読み物として、すんなり読めた。次が「三匹のおっさん」。これには抵抗があった。小説としてのレベルの低さにである。おもしろ・おかしければ、いいのかとの疑問を払拭することができなかった。ところが、私の思いとは別に、有川浩の本は売れているのだ。読者の支持を受けているのだから、私の感性が時代と微妙にズレを生じているという事になる。 さて、本書であるが、時は2019年(正化31年)。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる『メディア良化法』の成立から30年が経ち、メディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げる日本。 念願の"図書隊員"として採用された笠原 郁は、両親に、図書隊の中でも危険の伴う防衛員志望だとは言い出せないまま、軍事訓練に励む毎日を送っていた。郁は高校時代、書店でメディア良化隊員に本を奪われそうになったところを、一人の図書隊員に救われたことがある。その「正義の味方ぶり」に憧れ、顔も憶えていない図書隊員を王子様と慕い、自分も図書隊に入隊して本を守ることを決意したのだ。 やがて、卓越した運動能力と情熱が買われ、郁は、エリートによる精鋭部隊である"ライブラリー・タスクフォース(図書特殊部隊)"に配属される。 荒唐無稽な設定であるが、それゆえに事実を超越した面白さがあるかといえば、少なくとも私には感じられない。しかしこの著者の持ち味となっている台詞回しによる男女間の感情の機微の表現は、実に秀逸である。
全部を表示ー部を表示いいね0件
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
X
LINE
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
まる
言葉を守るための戦争
現代日本ではありえないことだけど、でも他国では今同じようなことが起こっているかもしれない。 何かが違ったら、今の日本でも似たようなことがありえるかもしれない。 そう思えるから妙にリアルで、面白かった。
全部を表示いいね0件