武蔵三十六番勝負（4（風之巻））

養父・新免無二之助一真が己れを殺そうとしていると知り、迎え撃つため九州に渡った武蔵。だがそれは、くノ一・佐助の罠だった。真田十勇士の仲間を殺され、自らも武蔵に敗れた佐助は、いかなる手段を用いても、武蔵を葬ろうと決意を固めていた。敵である家康とも内通した佐助は、家康から新たな刺客の名を知らされる。その男の名は、佐々木小次郎ー。ついに厳流島での死闘が幕を開ける。人気書き下ろしシリーズ、第４弾。