仏教と民俗 仏教民俗学入門

角川ソフィア文庫

五来 重

2010年6月23日

KADOKAWA

1,012円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

村落を守る馬頭観音像、念仏踊りが変形した盆踊り、もとは先祖霊だった節分の鬼、詣まいり墓から発生した仏檀ーー。村落社会の団結と幸福を願う人々の祈りが仏教を受け入れ、迷信や年中行事、芸能等を生み出した。庶民信仰によって変容した日本固有の仏教を追い求め、背後にある日本人の原型を見出す独自な視点。提唱者である五来重が、仏教民俗学の多様な世界についてわかりやすく、その魅力と面白さを語る。解説・上別府茂 1──現代と民俗 仏教が現代に生きるには 歩く旅こそ旅の根源 旅で取り戻す人間性 迷信と俗信 日本の聖火 平安時代の仏教大学とその紛争 2──年中行事と民俗 正月のオコナイ 裸踊り 節分の鬼と豆 薬師寺の花会式 盆踊りと越中チョンガレ節 「盆と行器」以後 盆と伝統芸能 3──祖先崇拝と民俗 仏檀と位牌 日本人と死後の世界及び恐山 墓と人形 多賀大社と烏 祖先供養と日本仏教 4──庶民信仰と民俗 奈良の庶民信仰 馬頭観音 絵馬 5──聖と民俗 遊行の宗教 遍路と巡礼と遊行聖 西行と高野 世捨てと遊行 6──修験道と民俗 山の宗教の魅力 修験道と滝の神秘 椿の調べ 鬼と天狗 花と鬼 『花祭』に見る鬼と花 解説  上別府 茂 出典一覧

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