道元入門

角川ソフィア文庫

角田 泰隆 / 谷口 広樹

2012年11月22日

KADOKAWA

880円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

貴族に生まれた道元は、朝廷と幕府の権力抗争のさなか13歳で仏門に入る。のち仏教界の乱れた風潮を憂い、真の仏祖を求めて中国へ。人生の師との出会い、厳しい修行を経て「只管打坐(ただひたすら坐禅すること)」に悟りを得るーー。中国での僧たちとのやり取りを会話形式でわかりやすく紹介。激動の鎌倉期に武士をはじめ多くの信者を集め、坐禅を実践。『正法眼蔵』ほか多くの著作を遺した巨人の生涯や思想・現代的意義に迫る! 序 第一章 道元の生涯 第一節 誕生から出家・修学 一 誕生から出家 二 正伝の仏法への目覚め 三 疑問を抱く 第二節 中国留学 一 明全と入宋 二 仏家と国家 三 老典座との出会い 四 何のために 五 如浄との出会い 六 明全の死 七 如浄の教え 八 梅の実が熟すとき 第三節 帰郷 一 如浄との別れ 二 弘法救生の誓願を抱いて 三 『普勧坐禅儀』の撰述 第四節 京都での道元 一 興聖寺を開く 二 道元僧団の躍進 三 比叡山の圧迫 第五節 入越 一 永平寺を開く 二 行持 三 鎌倉下向 第六節 示寂 第二章 道元の思想 第一節 ただ坐る──坐禅の仏法 一 道元が伝えた坐禅──坐禅との出会い 二 坐禅は何もならない──無所得の坐禅 三 坐禅に肩書きはいらない──仏を行ずる 四 ただ坐る──只管打坐 五 えせ坐禅 第二節 真理を表現する──道得の仏法 一 真理は言葉によって表現できる──道得 二 道元の言語表現──言語を超えた言語(超言語) 第三節 遥かなる道を生きる──行持道環の仏法 一 修行に終わりはない──行持道環 二 釈尊に近づきたい──積功累徳 第四節 道元の修行観 一 真理を行ずる──作法これ宗旨 二 自己をわすれる──仏祖にしたがう 三 因果を超越する──大修行 四 現実を生きる──夢中説夢 五 悪いことができない──諸悪莫作 第三章 道元と現代 第一節 道元と葬式仏教 第二節 道元思想の現代的意義 道元略年譜 中国歴遊行程図 より深く知りたい人のために 文庫版あとがき

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