失踪holiday

角川スニーカー文庫

乙一

2001年1月31日

角川書店

607円(税込)

ライトノベル

14歳の冬休み、わたしはいなくなったー。大金持ちのひとり娘ナオはママハハとの大喧嘩のすえ、衝動的に家出!その失踪先は…となりの建物!!こっそりと家族の大騒ぎを監視していたナオだったが、事態は思わぬ方向に転がって…!?心からやすらげる場所を求める果敢で無敵な女の子の物語。その他うまく生きられない「僕」とやさしい幽霊の切ない一瞬、「しあわせは子猫のかたち」を収録。きみが抱える痛みに、そっと触れます。

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fenghao

(無題)

-- 2019年05月26日

[private]<hr>『失踪HOLIDAY』 ▽『しあわせは子猫のかたち』 1人暮らしを始めた家の前の住人は殺されていた、と。 そこから、奇妙な猫と姿を現さない幽霊と青年の物語が始まるわけ。 幽霊が色々と主人公に間接的に接触する描写が、不思議で良い。 幽霊が出て来るんだけど、ホラーというわけでなく、せつない。 自分としては、ジャンルが途中からミステリに傾いたのに微妙感を覚えました。 というか、謎を解き明かす部分がなんかミステリとしてはつまらない。 それ以外は、挿絵がさらに雰囲気を醸し出して、非常に良い感じ。 淡々として非常に読みやすい文体で、オチはちょっと予想できたけど、良しと。 (へぇ、これは『失はれる物語』に入った(てる)のですか) ▽『失踪HOLIDAY』 ドラマ化や漫画化されたそうですが、納得できるものがありました。 淡々としてポップな一人称の文体で、目の付け所が良く、楽しんで読めました。 主人公はお嬢様なのでちょっと性格が悪い。けど、なんか可愛らしいキャラ。 ちなみに、主人公の家庭事情は母親が金持ちと再婚して死んでしまって新たな母が。 なんだか王道そうなストーリーかな。 そっから色々あり、帰るに帰れなくなってしまう。少しコメディみたいで良かった。 なんとなく予想できるが、あらぬ方向に転んで転んで、飽きてこない。 最後も、きっちりまとまっていて、完成度も高く、良い終わり方だったし。 "こたつに入ってる"あの挿絵が非常に印象的でした。これは気に入った。 △まとめ ライトノベルからミステリで幅広く活躍される乙一さんですが、実力はある。 それにしても、羽住都さんの挿絵がせつない感じで、雰囲気を醸し出していました。 ラノベで乙一としては甘いような評価だと思うけれど、「良い」以上でよろしく。 ・余談 あとがきが面白いと乙一さんはよく言われるけど、自分は好きじゃないことを再確認。 なんというか、明らかに“ウケ"を狙っていて、作者の見栄が潜んでいる。 個人的には普通にやってくれてた方が好きなんだけどね……。(時雨沢さんとかやりすぎ)[/private]

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