狼男は笑わない
角川文庫
竹河聖
1988年3月31日
角川書店
533円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
ミッション系で全寮制の美苑学院大学。ご存知、高見沢亜美が率いる怪奇クラブの面々は、本日もご多忙。雪灯りと月光に浮ぶ深遠なる森の中、“キョーフのキツネ狩り”ゲームに余念がありません。ところがその最中、面々は古びた墓地近くの沼沢地に一箇の穴を発見。穴には明らかに人為的な痕跡が認められ、同時に美苑学院には奇怪にして不可解、なおもおぞましき事件が続発。狼男。悪魔。そして超常現象のヒットパレードと相成る次第。さてさて、物語は皓々たる月の夜に幕を開けますー。ネオ・ホラー小説の気鋭が紡ぎ出す、“満月にご用心”の書下し・痛快ポップ恐怖小説。ご堪能あれ。
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