江戸の発禁本
欲望と抑圧の近世
角川選書
井上泰至
2013年7月24日
角川学芸出版
1,760円(税込)
人文・思想・社会
出版文化が発達した江戸期には、好色本や戦国歴史物語、仮想戦記などの「発禁本」が数多く生み出された。出版統制・検閲といったかたちで情報をコントロールしていくご公儀の「事情」、危険を冒してもなお世の中に何かを発信したいという作者たちの「欲望」とそのための「偽装」。悲喜劇に満ちた個々の作品の成立事情を探り、近世史の新たな一面を明らかにする。
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