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キャプテン・シモキタ
ガース・エニスの代表作
本作の主人公:トミー・モナハンはゴッサムシティを拠点にしている悪党専門の暗殺者で通称「ヒットマン」。 彼はマフィアのボスを暗殺しようとビルの中から対象を見張っていたところ、吸血エイリアン「グロンズ」に襲われる。 その後、なんとか一命を取り留めるも、エイリアンに襲われた影響で瞳が真っ黒に染まり、その影響なのか読心能力と透視能力を手に入れる。 彼は手に入れた能力と暗殺技術、バットマンをも出し抜く悪知恵で大金を稼ぎ、毎回酒や女、ポーカー、野球賭博で金を失い、そしてまた大金を稼ぎ始める…という日々を繰り返していく…。 人気ドラマ「ザ・ボーイズ」の原作者でも有名なガース・エニスの作品。 この作品の最初の方は男臭いハードボイルドてシリアスな作風となっているが、後半からバイオレンスとギャグの成分が強めになってくる、そして自分は後半のほうが好み。 特に犬溶接マンで有名な3流ヒーローチーム「セクション8」と凶暴な宇宙の賞金稼ぎ「ロボ」が戦う話があり、チームリーダーのシックスパックから助けを請われたモナハンがロボに戦いを挑む話があるが、この話だけ突出して面白い。 その他にも基本モナハンはクズ人間で間違いないのだが、筋の通らない殺しはしないが信条だったり、仲間内でのギャンブルでは能力は使わないなど彼なりの美学があるのも魅力的。 しかし血しぶきの飛び交うグロデスクなシーン、下品なジョークや表現も多いため耐性のない人にはきつい作品かもしれない。 個人的はデットプールよりもグロデスク度は上だと思う。 その他後半の巻がプレミア化しており、かなり価格が高騰しているためかなり揃えることが難しいのも難点。 話自体は面白かったため、値段との折り合いがついて手に入る機会があれば以降の作品も読んてみたいと思う。 バットマンもちょっと出てくるよ。
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