標的はひとり
大沢 在昌
1995年3月13日
KADOKAWA
814円(税込)
小説・エッセイ / 新書
加瀬崇、38歳。かつて私は、「研修所」と呼ばれる機関に属していた。日本の暗部を担い、国家が邪魔だと判断した人間を闇から闇に葬る陰の組織だ。私は組織を離脱したが心には深い傷が残った。そんな私に断りきれぬ依頼がきた。標的は世界一級のテロリスト、成毛泰男。彼は全世界の司法機関の追求をかわし続け、機械のような正確さと残忍さで戦い続ける一匹の獣だ。私は、自らの自由と尊厳を懸けて最後の戦いを開始したー。狙う側と狙われる側との目に見えない殺しのゲームを綴った渾身の長編ハードボイルド。
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