ふたりのかつみ
カドカワノベルズ
新井素子
1991年5月31日
角川書店
811円(税込)
小説・エッセイ / 新書
中島勝美〈女〉、十二歳。父親の転勤で、ど田舎の村から、突然、東京に引っ越してきた。でも、やっぱり、ど田舎の村の方が好きで、おねいちゃんと“帰ろうよお”って言ってたのに。それなのに、それなのに、おねいちゃんが裏切った。そんでもって、ものすご〜く怒って、思わず押し入れに飛び蹴りをしちゃって。とうぜん、襖が破れる音が、と思ったんだけと、なんと、そこには勝美のそっくりさんがいて、おまけに〈男〉だったりしたから、もうたいへん!あっちの世界とこっちの世界、二人の勝美が入れ替わって、あっちとこっちをいったりきたり…。ノベルズ初登場、新井素子が贈るパラレル・ワールド。
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