
三日間の幸福
メディアワークス文庫
三秋 縋
2013年12月25日
KADOKAWA
715円(税込)
ライトノベル
どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。 未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。 ウェブで大人気のエピソードがついに文庫化。 (原題:『寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。』)
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過去の人と重ねて
久しぶりに本を読んでボロボロ泣いた…。 自分の人生をかけて愛したいと思える人がいることの幸せさを 改めて実感してボロボロ泣いた。 主人公の人を愛したときに出来る行動の強さとか 自分の為じゃなくて人のためにだからこそ出てくる行動力とか。 この人のためなら人生どうなったっていいやって この人の幸せのためなら この人の目標のためなら この人を愛してるからって 簡単に出来ることじゃなくってそれなりの覚悟が必要で 時間とお金と自分の命と貴重なものを全てかけて愛することの尊さが 全て詰まってて1人で家で読んでたんだけど 最後の章の方声出して泣いた……。 誰かのために生きることって 誰かのために死ぬことって 本当に素敵だなって。 私も自分の為に生きるのが自分のために頑張るのが苦手だから 人のためじゃないと頑張れなくて 誰かのためじゃないと頑張れなくて 周りのお友達とか、大親友とか、恋人とか 私の大切な人達が幸せになってくれたら私もそれだけで幸せなので 改めて再認識できたなあ。 でも誰かの言葉で、 地位や名声や財力が無ければ守りたい人も守れない ってその言葉は本当にその通りだと思うし、 「大切な人が幸せなら幸せ」って言ったってその大切な人を守るために気持ちだけではどうにもならない部分は多いから。 周りの大切な人たちに幸せになって欲しいから その為には私も幸せで居なくちゃいけなくて、 お金も必要で地位も必要だから。 今日もお仕事がんばろう。やる気出た(*´Ω`*)
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(無題)
前半はなかなかのファンタジーなのかと思って読んでいたが、後半からの加速度と惹き込まれ具合が凄かった。 自分の死が間近に迫ったからこそ、何も守るものもなく思うがままに生きること。全てを受け入れること。 そうすることで人を変えられること。思ってるより周りは悲観した目ばかりではなく、様々なこと。 それらを感じつつ、人生は時間だけじゃないところに価値があるんだと改めて感じさせてくれる本。 残りの三十年余りより、三十日余りより、三日間がどれだけ価値があって幸せなものか。 それは、富や名声でもなく、本当に自分にとっての価値とはなんなのか。 それだけの濃い日々を過ごしていける人になりたい。
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