虹が…

佐藤愛子

1986年7月31日

角川書店

1,078円(税込)

小説・エッセイ

北海道浦川の海を見下ろす牧草地の丘の上に、東京の病院長大野家の別荘がある。先代からの馬主の大野先生は、元女優の環夫人と大学生と中学生の娘と夏を過しに別荘にやって来る。7月10日を過ぎるとカズオは胸がときめく。大野家がやって来るからだ。片田牧場の牧夫のカズオが、姉のアサミと初めて口を利いたのは一昨年だった。それ以来、あの人があそこにいると思うと、カズオは幸せな気分になった。しかし今年は、大野先生が環夫人に贈ったオーノタマキが足を折って薬殺する事件が起きた。この事件がアサミとカズオを近づけたのだ。

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