暗殺剣(下)
忍者たちの神話
南原幹雄
1989年9月30日
角川書店
1,281円(税込)
小説・エッセイ
関ヶ原以後、表面上は豊臣家への牙を収めたかに見えた徳川家康であったが、裏舞台では伊賀忍者と戸隠忍者の激しい攻防が繰り返されていた。伊賀方は、2代目半蔵の指揮のもと、いちはやく重臣真田昌幸、加藤清正らの首をとった。一方、窮地に追い込まれた豊臣勢は、一気に徳川家康の首をねらい攻勢にでようとする。鷹狩りにでた家康は、戸隠忍者の狐の妖術によって森におびきだされ、仲間からはぐれるが…。全国に暗躍する忍者たちの目も眩む忍法、息づまる暗殺合戦。闇で繰り広げられる天下分け目の戦いを力強く描く時代巨編。
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