万能鑑定士Q

松岡圭祐

2010年4月30日

角川書店

1,760円(税込)

小説・エッセイ

都内に異常増殖した力士シールの怪、ニセ札大量発生によるハイパーインフレの危機、すべての謎を見抜けるのは、万能鑑定士・凛田莉子だけ。シリーズ開始記念特別限定版。

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たか

「万能鑑定士Q」 読了

starstarstarstar 4.0 2020年10月17日

角川文庫の「万能鑑定士Qの事件簿」「Ⅰ」と「Ⅱ」をシリーズ開始記念特別限定版として1冊にまとめた単行本。「Ⅰ」と「Ⅱ」でひとつの物語になっており、いっきに読むことが出来る。 物語は主人公、今でこそ才色兼備である凜田莉子がなぜ、どのように成長し万能鑑定士Qの店主となったのかを描きながら、力士シール、偽札事件、スーパーインフレ等の事件を謎解いていく。 莉子は持ち前の知識と感性で周りの人に助けられながら謎を解いていく。博識でクールに見られがちだが、感受性豊かな普通の女性である。 この物語は随所に雑学が散りばめられ、謎を解きながら雑学が学べて「へぇー」とやけに感心してしまう。 莉子の有り余る知識で幾度となく核心に迫ってもそれが国家を揺るがす事件の解決には結びつかない。時にはハラハラドキドキ、時には和みながら、ワクワクしながら読める1冊。 全ての謎が無関係だと思った後半、最後の最後にバラバラだったピースががっちり合わさる。 真相にたどり着いた時に莉子がハッとするが、その時の心情は幾ばくのものか。情景が目に浮かび心が痛む。 これからの凜田莉子の活躍を見ない(読まない)という選択肢はないはずだ。

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