諜報員たちの戦後
陸軍中野学校の真実
斎藤充功
2005年7月31日
角川書店
1,760円(税込)
人文・思想・社会
陸軍中野学校は、日米開戦前夜の昭和十三年、諜報・諜略などの秘密戦要員を養成する目的でつくられた。卒業生たちは、大陸や東南アジアで諜報活動に従事したが、終戦とともに組織は解体された。しかし、終戦後GHQに潜入を試みた者、自衛隊調査学校や内閣調査室の創設に携わった者、そして戦後最大の未解決事件「下山事件」と関わった者ー関係者の肉声を丹念に拾い、戦後日本社会に中野学校卒業生たちの果たした役割を解明する力作ノンフィクション。
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