新上杉戦記(1)

歴史群像新書

中村朋臣

2007年4月30日

Gakken

990円(税込)

小説・エッセイ / 新書

秀吉亡き後、天下人の座を虎視眈々と狙う家康は、豊臣家を守る石田三成と反目する福島正則・加藤清正ら豊臣方の武将を味方につけ、三成を佐和山に蟄居させる。それは三成の挙兵、反徳川の武将らの蜂起を促し、家康自らが討伐することを睨んでの周到な作戦だった。一方、三成と島左近は上杉景勝の忠臣・直江兼続と協議し、義に殉ずる景勝の意志により、上杉軍と徳川軍の対決は避けられないものと確信する。そして三成も時期を見て挙兵することを約し、天下を揺るがす大血戦の火蓋が今、ここに切って落とされた。

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