はぐれ烏

日暮し同心始末帖

学研M文庫

辻堂魁

2010年1月31日

学研パブリッシング

691円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

旗本の三男として生れた日暮龍平。一生部屋住みのままよりはまし、と町方同心の家へ婿入りし生業を世襲した。出自が旗本ゆえに、年下の与力から嫌がらせに面倒な仕事を押し付けられても、そつなくこなす姿を見込んだ北町奉行は、大坂から江戸に下った強盗団の探索を命じる。同輩は知らないが、日暮は小野派一刀流の手練であった。ある男を内定する龍平の背後に、賊一味の魔手が迫るが…。

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