クォ-クをさがす

物質に最小単位はあるか

ブル-バックス

ブライアン・マッカスカ- / 宮崎忠

1986年2月28日

講談社

705円(税込)

科学・技術 / 新書

物質をどんどん小さく分けてゆけば、もうそれ以上分けられない最小単位にいきつくにちがいない…この発想から現代物理学がたどりついたのが、クォークである。従来の素粒子(陽子など)はクォークが集まってできているというのだ。しかし素粒子の中からクォークを取り出すことが、なかなかできない。そこで、クォークは閉じ込められていて単独には出てこない、という理論ができた。だが、本当に出てこないのか? そんなものが実際にあるのだろうか? 取り出せないものの存在をどうやって確認するのだろう?

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